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エンタメノート

高田文夫先生おすすめ「テレビドラマオールタイムベスト100」 あなたの1位は?

「テレビドラマオールタイムベスト100」(TVガイドアーカイブチーム編・東京ニュース通信社)

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 放送作家の高田文夫先生は72歳。ビートたけしさんの「オールナイトニッポン」(1981~90年)では、たけしさんの相方を務め、私もそうだけれど、影響を受けた世代を「たけし高田チルドレン」と名付けた。もう30年以上も前だから、あの頃の少年はもうすっかり「おっさん」のはず。

 「ビバリー」の愛称で親しまれている昼休みのゆるーいお笑いバラエティー、ニッポン放送「ラジオビバリー昼ズ」は89年開始の長寿番組。今は月曜と金曜に登場する高田先生の冒頭のトークは、時事ニュースとエンタメの話題がたっぷりで聴き逃せない。

 11月9日の放送は、「しかしまあ二人ともスゴイね。77(歳)と74だよ」で始まった。米大統領選の話題だ。

 「トラさんがオレより二つ上だから。ヘタしたら、たけしさん(73歳)と同じぐらい。バイデンなんか五つ上。あの人これから大統領やるんだろ。すごいよなバイデンも」。トラさんとはトランプ大統領のこと。ちなみに、バイデン氏は20日で78歳。

 笑わせながら、ここから掘り下げていくのが高田先生のトーク。「オレもさ、資料調べたんだよ。日本人で誰が77歳で元気でやってるのか。いたよ。アントニオ猪木」。ここでお相手の松本明子さんも爆笑。

 すかさず「北大路欣也にカトちゃん(加藤茶)、カトちゃんちょっと弱ってるけどさ。カルーセル麻紀と池乃めだか、スゴイだろ」。

 誰でも知っている人たちが頭に浮かんできて、「あの人77歳なんだ。バイデンと同い年なんだ」と気づかせてくれる。大統領選でこんな切り口は他にはないはず。ラジオの楽しさを知らなければ、こうしたトークはできない。さすが高田先生、なのだ。

     ■

高田文夫さん=塩入正夫撮影

 トークは続き、「しかしあきれたね。朝から晩まで太田(光=爆笑問題)出っぱなし。全盛時のピンクレディーだってあんなに働かないよ」「週刊プレイボーイの対談、(神田)伯山VS高田VS矢野誠一先生(芸能評論家)だよ。写真がアウトレイジ。矢野先生マフィアだもん完全に」と、話題はあちこちに飛ぶけれど、ネタは尽きない。

 「ドラマを見てて調べてたんだよ。テレビガイドってあるじゃん。700人のシナリオライター、プロの物書きにアンケート取ってドラマのベスト100を選んだんだよ。ベスト3言える?」

 松本さんは「赤いシリーズ」「白い巨塔」を挙げたけれど入ってない。「『おしん』は?」「惜しい、11位」。少しずつヒントを挙げながら、リスナーも一緒に考えさせてくれる。

 「4位がオレの好きな『阿修羅のごとく』。こういうの調べたらおもしろかったなあ」

 宣伝たっぷりの番組や記事は、ちょっとひいてしまう。でもこうやって、さりげなく、自分の目で見てよかった芸人や番組などを紹介するのが「高田流」。聴きながら、たまたま買った本だったので、すぐ気がついた。

 10月に発売された「テレビドラマオールタイムベスト100」(TVガイドアーカイブチーム編・東京ニュース通信社、2420円)。ドラマ好きには必携の一冊。なにしろデータが詳しい。忘れていたところも思い出させてくれる。

 こうした企画はこれまでもあって、91年に「TVガイド」で実施した「オールタイムドラマベスト100」のデータも載っているが、この時のベスト3は、1位「岸辺のアルバム」、2位「北の国から」、3位「夢千代日記」。

 週刊現代が2018年に特集した「日本一のテレビドラマ」ベスト30では、1位「あまちゃん」、2位「傷だらけの天使」、3位「俺たちの旅」。

 調べ方でかなり順位は変動するので、この本のベスト3には、どちらも3作のうち1作しか入っていない。

 法政大教授の藤田真文さんと早稲田大演劇博物館館長の岡室美奈子さんの対談がまた、「そうだよなあ」と共感しながら読み進められる。「70年代のドラマの持つ重厚感」がなぜなくなってしまったのか、を読むと、その重厚感をドラマに求めていたからこそ、昔のドラマに引きつけられ、この本も買ってしまったことに気がつく。

 実は、ベスト100に入ったドラマが、一昔前とは違って、今ではけっこう自宅で、BSやスカパーだったり、ネット経由で見られるようになっている。巣ごもりしながら、この本を片手にドラマざんまい、と、年末年始は過ごせそうだ。

 ということで、ここではベスト3は内緒に。本をめくってのお楽しみ。【油井雅和】

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