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『五輪と万博』刊行 民俗学者・畑中章宏さんと歩く万博公園周辺 土地と人間の記憶をたどる

太陽の塔と大屋根の一部が残る万博記念公園で、当時を振り返る畑中章宏さん=大阪府吹田市で2020年10月26日、清水有香撮影

 大阪在住の民俗学者、畑中章宏さん(58)が新著『五輪と万博』(春秋社・2090円)を刊行した。土地の記憶に耳を傾ける民俗学的視点で、巨大イベントを巡る「開発の夢と翻弄(ほんろう)の歴史」を描く。題材の一つである「1970年大阪万博」の跡地、万博記念公園(大阪府吹田市)と周辺を畑中さんと歩き、本書に寄せた思いなどを聞いた。

 五輪と万博をテーマにした本は経済史や政治史、社会学的な立場から数多く出版されてきた。とりわけ64年の東京五輪と70年万博について、「『高度経済成長期に成功した二つのイベント』といった語りは一面的だと疑わざるを得ない」と畑中さん。「人間は土地と切り離された形で存在することはできず、土地の変容は民俗学の重要なテーマ。そういう視点から土地と人間の記憶を物語として再構成できれば、面白いんじゃないかと思い…

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