連載

わが町にも歴史あり・知られざる大阪

人知れず建つ碑や地名などをよすがに、今につながる大阪の知られざる歴史を掘り起こします。

連載一覧

わが町にも歴史あり・知られざる大阪

/542 東高野街道/38 /大阪

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
中村鴈治郎が修繕した石段=東大阪市六万寺町の往生院で2020年10月3日、松井宏員撮影
中村鴈治郎が修繕した石段=東大阪市六万寺町の往生院で2020年10月3日、松井宏員撮影

 ◆東大阪市

往生院に「楠のはか」

 往生院(六万寺町)の楠木正行の胴塚を拝見したが、近鉄額田駅の東に首塚があるほか、お墓は全国に数カ所も。中には鹿児島県の上甑(かみこしき)島という遠方の地にもあり、四條畷の戦いで敗れた正行が落ち延びたと伝わっている。源義経がモンゴルに落ちてチンギス・ハンになったという伝説のようなもんか。

 首塚で有名なのは、京都の宝筐院(ほうきょういん)(京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町)だろう。黙庵禅師という僧によって、このお寺に葬られたとされる。黙庵禅師は往生院に胴を葬ったとされる人物でもあり、正行の胴も首も黙庵禅師が弔ったのだ。

この記事は有料記事です。

残り1154文字(全文1432文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集