福山市立大学の岡辺重雄教授(61)=都市計画学=の研究室が、古材をログハウスのように組み上げた「耐震ログ・シェルター」を試作した。耐震性能を調べる試験を6日公開し、1・6トンの重量に耐えることなどを確認した。
耐震シェルターは、地震などで家屋が倒壊しても、逃げ込んで生き残る空間を確保する設備。家の一部を補強したシェルターや、寝室に設置するベッド型などがあり、家屋全体の耐震改修と比べると費用や時間が少なくてすむのが利点とされる。
試作したシェルターは高さ2・4メートル、幅2・2メートル、奥行き1・6メートル。解体したアパートから出たマツの廃材40本を、学生が電動のこぎりで接合部の切り込みを入れるなど加工し、補強や固定のためのくぎや金具は使わずに組み上げた。
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