ポスト・トランプの風景

米国と世界 ドイツ、揺れる基地の町 プレスリーが駐留 友好の象徴も削減

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博物館には、かつて米兵の一人としてドイツに駐留したエルビス・プレスリーの人形と、実際に演奏したピアノが展示されている=ドイツ南部グラーフェンウェアで2020年10月30日、念佛明奈撮影
博物館には、かつて米兵の一人としてドイツに駐留したエルビス・プレスリーの人形と、実際に演奏したピアノが展示されている=ドイツ南部グラーフェンウェアで2020年10月30日、念佛明奈撮影

 「ラブ・ミー・テンダー」「好きにならずにいられない」などで知られる米国のロックスター、エルビス・プレスリー(1935~77年)がかつて米兵の一人として駐留していた米軍基地が、ドイツ南部の森の中にある。トランプ米大統領(74)は今年7月、駐独米軍の削減を発表。対して米大統領選での当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領(77)はこれを見直す構えだ。米軍基地の町は米国の政権交代に翻弄(ほんろう)されている。【フィルゼック(ドイツ南部)で念佛明奈】

 「明日から北大西洋条約機構(NATO)軍のグループの宿泊が入って、クリスマスまで部屋は埋まっています」。ドイツ南部バイエルン州にあるグラーフェンウェア訓練場の南にある田舎町フィルゼックで、小さなホテルを営むザビーネ・ケデラーさん(45)がそう話す。新型コロナウイルス感染拡大の「第2波」を受け、11月2日にドイツが一部でロックダウン(都市封鎖)に入る数日前だったが、客の9割が米軍関係者というホテル…

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