独、中国偏重に変化 米と連携「日豪韓と協力」

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 ドイツの対中政策が変化しつつある。外交政策の指針となる戦略文書に初めて「インド太平洋」地域を盛り込むなど、中国を中心に据えてきたアジア戦略の軌道修正を図っている。今後は米大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領の対中、アジア戦略を見極めながら、米中間でバランス外交を進めるとみられる。

 「力を背景とした一方的な現状変更の試みや緊張を高める行為に強く反対する」。ドイツのクランプカレンバウアー国防相と岸信夫防衛相は10日、テレビ会議方式で協議し、中国の東シナ海などでの動きを念頭に、インド太平洋地域での防衛協力を進めることで一致した。

 ドイツで9月に閣議決定された「インド太平洋ガイドライン(指針)」は、経済、軍事面で日本やオーストラリア、韓国などインド太平洋地域の関係国と協力関係を強化することが柱だ。マース独外相は閣議決定の際に、「多国間主義や気候問題、人権、ルールに基づく自由貿易、安全保障面での協力を拡大したい」と強調。「民主主義的でリベラルな価値を共有する国々とより深く連携していく」と述べ、中国以外にも力点を置く姿勢を示し…

この記事は有料記事です。

残り760文字(全文1229文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集