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コロナで変わる世界

<女性編②>コロナ禍、夫婦の在宅勤務 厳しい女性の現実 「夫は仕事中、全く子供の面倒を見ない」

 日本では新型コロナの流行前、リモートワークは通勤時間の短縮やワーク・ライフ・バランスの充実につながるという利点が強調され、政府は「女性活躍」を加速させるための一つと位置づけてきた。しかし、突如コロナ禍で在宅勤務を強いられた多くの働く女性たちにとって、現実は厳しいものだった。

 川崎市に住む大手メーカーの営業職の女性(42)は、政府が緊急事態宣言を解除するまでの2カ月は「普段の1割しか仕事ができなかった」と言う。在宅でリモート会議に出席中に2歳の子供が泣き叫んでも、同じ会社に勤める夫(44)は何事もないように自宅の仕事部屋で作業を続けていたという。一方、夫は「これまで遅くに帰ってきて、子供は寝たりご飯を食べ終わったりしていた。今は仕事とプライベートのバランスがいい。洗濯物をたたんだりして、家事や育児にかけられる時間が増えた」と満足げだ。「パパ大好き、ママはいつも怒っている」と子供が夫に抱きつくと、女性の声はさらに怒りを帯びる。「夫は仕事中、全く子供の面倒を見ない。それなのに『テレワークは仕事がはかどる』とかアホなことを言う」

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八田浩輔

2004年入社。京都支局、科学環境部などを経て外信部。16年春から20年夏までブリュッセル支局で欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当した。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(新潮文庫)。Twitter:@kskhatta

古屋敷尚子

 1984年広島県生まれ。2008年、東京理科大基礎工学部卒、毎日新聞入社。京都支局、大阪経済部を経て17年から東京経済部。電機メーカーや銀行、証券業界、金融庁を担当。20年4月からはソフトバンクなどのIT・デジタル業界を主に担当している。

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