「幻の女性天皇」古墳時代に活躍 飯豊皇女の特別展 奈良出土の鉄製品や埴輪紹介

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
古墳から出土した女性形埴輪や朝鮮半島由来とみられる装飾品などが展示されている=奈良県葛城市歴史博物館で2020年10月30日午前11時1分、稲生陽撮影
古墳から出土した女性形埴輪や朝鮮半島由来とみられる装飾品などが展示されている=奈良県葛城市歴史博物館で2020年10月30日午前11時1分、稲生陽撮影

 古墳時代の「幻の女性天皇」、飯豊皇女(いいどよのひめみこ)に関する特別展「飯豊皇女と忍海」が地元の奈良県の葛城市歴史博物館(同市忍海)で開かれている。同館近くの「忍海高木角刺宮」で短期間、国を治めた「飯豊天皇」とされ、市内には飯豊天皇陵として宮内庁が管理する北花内大塚古墳も残る。歴史的にはほとんど知られていない人物に初めて光をあてた。12月13日まで。【稲生陽】

 古事記や日本書紀によると、飯豊皇女は葛城市や御所市に勢力を持った古代豪族・葛城氏の子孫で、5世紀に22代清寧天皇の死後、暗殺を恐れて兵庫県でかくまわれていた弟(兄やおいとの説も)の23代顕宗天皇が即位するまで1年足らずの間、国を統治したとされる。朝鮮半島からの渡来人技術者を束ねていたと考えられる葛城氏の支族、忍海氏とつながりが深く、宗教的儀式を行う巫女(みこ)だった可能性が高いという。

この記事は有料記事です。

残り405文字(全文783文字)

ご登録から1カ月間は100円

※料金は税別です

あわせて読みたい

注目の特集