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100年カンパニーの知恵

三省堂/上 読者を思う現場発想

遊園地「としまえん」の最寄り駅に掲示したポスター広告=三省堂提供

 <since 1881>

 2017年夏。東京ドーム近くの居酒屋。三省堂(東京都千代田区)の営業マン数人が集った。

 出版不況だ。辞典も例外ではない。「いっそのこと、プロ野球バージョンなんてどう?」。一人の声が空気を変えた。前年、セ・リーグ優勝を果たした広島カープの関連グッズが爆発的に売れていた。「それ、いけるんじゃないか」。その場は半分冗談でお開きになったが、本気の社員がいた。

 阪神ファンに向けた「三省堂国語辞典 阪神タイガース仕様」。「トラ」と「縦じま」の商品価値に注目した。ライセンス契約の可能性を調べた上で阪神ファンの出版局長に提案。商品化は二つ返事で決まり、辞典のケースに球団ロゴをあしらった。18年2月の販売開始前から予約が殺到、計4万部発行のヒットになった。19年にはカープ仕様、今年はホークス仕様も発刊。人気は「現在進行形」だ。

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