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あした元気になあれ

小国綾子記者の「元気」を追いかけるコラム。

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コロナ禍とひきこもり=小国綾子

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10月27日、東京都内で開かれた「ひきこもりUXデイ・キャンプ」では、当事者・経験者と支援者が対等な立場で、安心できる「居場所」づくりについて話し合った=小国綾子撮影
10月27日、東京都内で開かれた「ひきこもりUXデイ・キャンプ」では、当事者・経験者と支援者が対等な立場で、安心できる「居場所」づくりについて話し合った=小国綾子撮影

 世界中が“ひきこもる”ことを求められたコロナ禍で、ひきこもりの当事者はどんな思いをしていたんだろう。当事者・経験者らで作る一般社団法人「ひきこもりUX会議」(東京)を訪ねた。

 「UX」はユニーク・エクスペリエンス(固有の体験)。女性が体験を分かち合える居場所を作ろうと、4年前から「ひきこもり女子会」を100回以上開いてきた。参加者は延べ4000人以上。家事手伝いや主婦という言葉に隠され「見えない存在」だった女性のひきこもりに光を当てた「女子会」は、多くの当事者にとって大切な「居場所」となっていた。

 ところがこの春、コロナ禍で事態は一変。UX会議の「女子会」などの当事者会は軒並み開けなくなってしまった。苦肉の策として登場したのが、オンライン会議システムを使った当事者会だ。

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