- ツイート
- みんなのツイートを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷

首都圏を中心にホームセンター「島忠ホームズ」を展開する島忠を巡り、2社が相次いで買収に乗り出した「争奪戦」は、より高い買い取り価格を後に提示した家具・日用品大手ニトリホールディングス(HD)に軍配が上がりそうだ。首都圏以外では知名度の低い島忠が、そんなにモテモテなのはなぜか――。
東京都江戸川区の島忠ホームズ葛西店を客として訪れると、広々とした店内には手ごろな価格の家電や日用雑貨、工具、食品などが並び、品ぞろえに圧倒される。家具売り場は様子が異なり、10万円以上の高級ベッドがそろい、中には100万円を超えるキングサイズも。同じ建物の中にはスーパーマーケットや大手衣料品店もテナントとして入り、駐車場は約1500台分。これほど巨大なホームセンターが東京23区内にあることに驚かされる。
関東と関西で計60店舗を展開する島忠は、埼玉、東京、神奈川、千葉の4都県に店舗数の9割超があり、ホームセンター業界では7位の売上高だ。
この記事は有料記事です。
残り1023文字(全文1436文字)