石原慎太郎氏「三国人」発言 作家・加藤直樹さん「私は我慢できなかった」

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関東大震災の朝鮮人虐殺を巡るヘイトスピーチについての分析を語るノンフィクション作家の加藤直樹さん=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2020年9月11日、後藤由耶撮影
関東大震災の朝鮮人虐殺を巡るヘイトスピーチについての分析を語るノンフィクション作家の加藤直樹さん=東京都千代田区の毎日新聞東京本社で2020年9月11日、後藤由耶撮影

 1923年の関東大震災が引き金となった朝鮮人虐殺。背景にデマがあったことははっきりしている。だが近年のヘイトスピーチ(憎悪表現)は、明確な史実を真っ向から否定して繰り広げられる。ノンフィクション作家の加藤直樹さん(53)は「100年前と同じ差別意識が残っている」と指摘する。どういうことか。【南茂芽育、後藤由耶】

 ――「トリック 『朝鮮人虐殺』をなかったことにしたい人たち」の著者として、虐殺を正当化する言説がインターネットを中心に飛び交っている現状をどう見ますか。

 関東大震災の際、横浜市の税関倉庫が武装した日本人に襲われました。でも、かといって「横浜市民全体が暴徒だから殺していい」と言う人はいないでしょう? にもかかわらず、朝鮮人ならば「暴動を起こしたから殺す」と言うのを「なるほど」と受け止める人がいる。100年前と同じ差別意識が残っているということです。

 そもそも「朝鮮人が暴動を起こした」などの言説は…

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