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ヤングケアラー~幼き介護

ヤングケアラー全国調査、子どもに直接聞き取りへ 文科相「学校把握できていない」

萩生田光一文部科学相=滝川大貴撮影

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 通学や仕事をしながら家族の介護・世話をする子ども「ヤングケアラー」をめぐり、萩生田光一文部科学相は17日、政府が今冬に行う初の全国調査では、児童・生徒から直接実態を聞き取ることになるとの見通しを示した。政府は当初、自治体の教育委員会を通じた学校への調査を想定していたが、「学校がヤングケアラーの存在を十分把握できていない」と指摘を受け、子ども本人への調査が必要と判断して方針転換した。

 ヤングケアラーは周囲の無理解への諦めや思春期の羞恥心などから、家族介護の窮状を外部に伝えず孤立し、教諭など周囲の大人が気づかないことも多いとされる。このため17日の参院文教科学委員会で、伊藤孝恵氏(国民民主党)が「個人情報に十分配慮し、児童・生徒への調査を検討すべきだ」と指摘した。

 萩生田氏は「学校への聞き取りだけで十分な把握は困難だと私も思う。厚生労働省から、学校を通じて児童・生徒に直接アンケートをする方向で検討すると聞いている」と説明。文科省としても、学校側から子どもに調査の趣旨や活用方法を丁寧に伝えるなどして、問題の全容把握に協力する考えを示した。

 政府は学校現場に対して初めて実施する全国調査の方式について、有識者会議を経て最終的に確定。12月にも調査票を配布し、今年度末までに結果をまとめる予定だ。【田中裕之】

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