専門学校生、コロナ直撃 内定率45.5%、過去最大の下落幅 観光、航空で苦戦

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羽田空港国際線ターミナル=2019年5月10日、米田堅持撮影
羽田空港国際線ターミナル=2019年5月10日、米田堅持撮影

 国が17日に発表した来春卒業予定の学生の就職内定率(10月1日時点)は、コロナ禍が色濃く反映される形となった。特に深刻なのが専門学校生(専修学校専門課程)だ。内定率は45・5%で前年同期比14・9ポイント減と過去最大の下落幅となった。観光や航空業界が採用を絞っていることなどが影響し、進路変更を余儀なくされるケースも出ている。

 「内定が得られずに自信をすっかりなくし、精神的にやられてしまった学生もいる。大変な状況だ」。東京都内にある観光系専門学校の就職担当部門の責任者は、ため息をついた。昨年のこの時期、学生の就職内定率は観光業界の人手不足を背景に85~90%にまで達していたが、今年は新型コロナウイルスにより観光業の採用活動が停滞した影響で60%程度に落ち込んだ。

 特に苦戦を強いられているのが旅行業界を目指す学生が通う学科だ。旅行代理店の採用活動がほとんど動いていないため、学生には「数年かけてキャリアを積み、本来希望していた旅行業界へ転職する道もある」として就活の対象を広げるよう促してきた。学生たちは地方のリゾートホテルやタクシー会社、介護関係などへ進路を切り替えているという。責任者は「すぐに好転するとも思えないので、来年度も同じ状況が続くのではないか。早く終息してほしい」と語る。

 コロナ禍が直撃した…

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