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雲仙・普賢岳に「防災登山」 噴火30年「溶岩ドーム崩落の危険性続く」

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水蒸気に包まれた平成新山の山頂周辺=長崎県の雲仙・普賢岳近くの平成新山で2020年11月17日午後1時10分、今野悠貴撮影

 長崎県雲仙・普賢岳の198年ぶりの噴火から30年となった17日、九州大学地震火山観測研究センター(同県島原市)の研究者ら約100人による「防災登山」があり、噴火で生まれた平成新山(1483メートル)の頂上で溶岩ドームの状況を調査した。センターは「噴火の兆候はないが、溶岩ドーム崩落の危険性は続いている」と注意を呼びかけた。

平成新山の山頂で1994年に生成された岩尖(がんせん)を確認する九州大地震火山観測研究センターの清水洋センター長(左)=長崎県雲仙市で2020年11月17日午後1時12分、近藤聡司撮影

 防災登山は毎年春と秋に実施。普段は立ち入りが制限されている警戒区域に入り、震度4以上の地震で崩落する恐れがある溶岩ドームの変化を調べている。

 溶岩ドームは1991年6月3日の大火砕流前の91年5月20日に出現し、徐々に成長した。96年に噴火活動の終息宣言が出されたが、溶岩ドームは現在も不安定な状態が続いており、2016年の熊本地震では崩壊のリスクが高まった。

溶岩ドームから立ち上る噴気の温度を調べる火山研究者=長崎県雲仙市で2020年11月17日午後0時2分、近藤聡司撮影

 山頂では地震計など観測機器の点検や、溶岩ドームから立ち上る噴気(水蒸気)の温度計測などがあった。噴気は19年10月の調査時より3度高い94度。火山噴火予知連絡会長も務める清水洋センター長は「火山学的に見て火山活動は静かな状態。ただ、溶岩ドームの地下で小さな地震が起きており、完全に死に絶えているわけではない」と話した。【近藤聡司】

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