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 アメリカの大統領選挙が終わった。このような機会があるごとに、「国のリーダーとは何か」を考えてしまう。江戸時代の政治思想である儒教では、世を治める立場ある人を「君子」と称した。仁・義などの徳と思いやりがあり、広く深い教養をもつ者だけが君子に値した。上に立つ者はその生きる姿勢、人間観、価値観によって目標とする社会を指し示し、あるべき人間の範となるからだ。

 君子の対極の概念が「小人(しょうじん)」である。「君子は義に喩(さと)り、小人は利に喩る」と言われるように、徳をもつ者は人間はどうあるべきかを常に考えるが、徳をもたない者は自分の利益ばかりを考える。小人が国のリーダーになったら「自分の利益だけ考えて生きてもいい」というメッセージを人々に与え続けることになる。幕藩制より民主主義国家の方が良いに決まっている。しかし国のリーダーを選ぶことが自分の利益を…

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