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古賀攻専門編集委員の政治を中心としたコラム。

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第3波のリスク認識=古賀攻

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新型コロナウイルス感染症対策本部の会合に臨む菅義偉首相=首相官邸で2020年11月16日午後6時26分、竹内幹撮影
新型コロナウイルス感染症対策本部の会合に臨む菅義偉首相=首相官邸で2020年11月16日午後6時26分、竹内幹撮影

 <sui-setsu>

 人類がウイルスに打ち勝った証しになるのは、有効なワクチンや治療薬の開発であって、五輪そのものの開催ではない。レトリックだとしてもすとんと落ちない。

 菅義偉首相が来日した国際オリンピック委員会のバッハ会長に、「人類が打ち勝った証しとして」東京大会を実現する決意を伝えた。前首相直伝の決まり文句だ。

 だが、仮にウイルスに攻め込まれていても、五輪の火を絶やさないために、選手に厳しい行動制限を課して無観客で開く考え方だってあり得る。前・現首相の言い回しには、開催=ウイルスへの勝利という論理の飛躍がある。

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