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「世界は飢餓パンデミックの瀬戸際」食料不足、コロナ前の倍近くに WFP日本事務所代表

記者会見した国連世界食糧計画(WFP)日本事務所の焼家直絵代表=東京都内の日本記者クラブで2020年11月17日午後4時33分、川上珠実撮影

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 「世界は飢餓パンデミック(世界的大流行)の瀬戸際にある」――。今年のノーベル平和賞受賞が決まった国連世界食糧計画(WFP)の日本事務所代表、焼家(やきや)直絵氏が東京都内の日本記者クラブで記者会見し、新型コロナウイルスの影響で食料不安が加速する現状について危機感を示した。

 焼家氏は17日に会見し、食料難の状況を説明。WFPは食料不足に苦しむ人々が感染拡大前の2倍近い約2億7000万人まで増えると予測しているという。さらに「WFPは深刻な資金不足にある」と述べ、活動のために今年10月から来年3月までに51億ドル(約5300億円)が必要と説明。現在、各国の支援を募っているという。

両親と共に病院を訪れた栄養不良の子供=イエメンで2018年11月15日、WFP提供・APvia AP

 焼家氏は「保護主義や一国主義が台頭しているが、積極的平和主義を推進する日本がますますリーダーシップを発揮することを願っている」と話した。

 2015年から内戦状態が続くイエメンでWFP事務所の副代表を務めるラスムス・エーゲンダル氏もビデオ通話で参加した。地域によっては5人に1人の子供が栄養不良に陥っていると述べ、「急性栄養不良は子供たちの心身をむしばむ。イエメンの再建を担う世代を失うことにつながる」と警鐘を鳴らした。【川上珠実】

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