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英政府、2030年までにガソリン車の販売禁止 電気自動車普及へ計画5年前倒し

ジョンソン首相=ロンドンで2020年9月9日、AP

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 英政府は17日、ガソリン車とディーゼル車の新車販売を2030年までに禁止すると発表した。これまでは35年までに販売禁止にする計画だったが、50年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする目標の達成に向けて前倒しする。ハイブリッド車(HV)は従来の計画通り35年に禁止し、電気自動車(EV)の普及につなげる。

 「グリーン産業革命のための10項目プラン」と題した文書で明らかにした。21年に自国開催する国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向けて、地球温暖化対策を主導したいとの狙いもある。ジョンソン首相は「英国はより環境に配慮した(新型コロナウイルス禍からの)回復への機会を手にしている」との声明を出した。

 英国では新車販売に占めるEVの割合が環境意識の高まりなどで20年1~10月は5・5%となり、前年同期(1・4%)より上昇したものの、依然としてガソリン車とディーゼル車が計7割超を占める。価格の高さや急速充電設備の少なさといったEV普及の課題は残っており、プランでは購入補助金やインフラ整備、車載電池開発などに充てる約14億ポンド(約1900億円)の支援策も盛り込んだ。

 プランでは原子力発電を「クリーンなエネルギー源として推進」する方針も確認したが、9月に日立製作所が英国での原発建設計画から撤退したこともあり、他の原発計画が実現するか見通せていない。プランでは、洋上風力発電の発電規模を30年までに現在の4倍に増やすとした。【ロンドン横山三加子】

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