東日本大震災

福島第1原発事故 原町区訴訟 東電の悪質性認めず 古里変容は賠償命令 地裁いわき支部 /福島

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「不当判決」などと掲げた旗を見つめる関係者ら=福島県いわき市平の福島地裁いわき支部で2020年11月18日午後2時22分、柿沼秀行撮影
「不当判決」などと掲げた旗を見つめる関係者ら=福島県いわき市平の福島地裁いわき支部で2020年11月18日午後2時22分、柿沼秀行撮影

 東京電力福島第1原発から30キロ圏内に住んでいた南相馬市原町区の住民144人が、東電を相手取り、原発事故で古里が「変容」したことに対する慰謝料など総額約33億円の損害賠償を求めた裁判の判決が18日、福島地裁いわき支部であった。名島亨卓裁判長はうち132人について「故郷変容慰謝料」を認めるなど、東電に総額約1億4600万円の支払いを命じた。一方で、東電の津波回避の対応については、悪質性を否定した。

 判決を聞く原告の表情は一様に暗かった。津波の予見可能性と事故の回避について「痛恨の極み」などと厳しく断じた3月と9月の仙台高裁判決の後だけに、期待が大きかったからだ。原告の女性(78)は「仙台高裁判決が印象的だったので、怒りしかない。高裁で頑張っていきたい」と悔しそうに語った。

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