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記者の目

米国の選択 「フェイク」の時代に 「不安」取り除くのは「対話」=福永方人(ロサンゼルス支局)

トランプ大統領を支持する中南米系の若者たち。彼らとは取材後に政治的な議論もし、友人になった=米南部フロリダ州マイアミで10月5日、福永方人撮影

 米大統領選は民主党のバイデン前副大統領(77)の当選が確実となってほぼ決着したが、気分は晴れない。共和党のトランプ大統領(74)に投票した有権者が約7300万人に上り、国民が真っ二つに割れた実情が浮き彫りになったからだ。バイデン氏の勝利を祝う人々と、トランプ氏らに呼応し、民主主義の土台である選挙の結果自体を受け入れない支持者たちは、まるで別々の世界を生きているかのようだ。各地の有権者取材を通じ、何を信じるかという情報をめぐる「分断」が、米社会を引き裂いていると痛感する。

 「ポスト・トゥルース」(脱真実)という言葉が生まれたように、トランプ政権下で「事実」の輪郭は曖昧になった。トランプ氏は不都合な報道や情報を「フェイクニュース」と呼び、信じないよう支持者を誘導した。メディア不信が高まり、インターネットやソーシャルメディア上の偽情報に飛びつく人が増えた。民主党幹部らが組織する小児性愛者の「ディープ・ステート」(影の国家)に世界が牛耳られ、トランプ氏は救世主だと主張す…

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