メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

科学の森

病気のメカニズム、量子で解明 「センサー」開発へダイヤに注目

 細胞や脳、心臓が活動する際に出すさまざまな信号は、病気のメカニズムを探る重要な手がかりだが、計測するのは難しい。この課題を「量子」で解決しようという研究が進んでいる。ナノ(10億分の1)サイズの微小な世界をデータ化する「量子センサー」に迫る。

「センサー」開発へダイヤに注目

 量子センサーが実用化できれば、DNAやたんぱく質、細胞の他、活動している心臓や脳といった臓器などの温度や磁場を用途に応じて計測し、常に把握(モニタリング)できるようになる可能性がある。このため、認知症などの病気の解明や創薬への活用に期待が高まっている。また、脳や心臓の状態を調べることで、自動車を運転中のアクセルの踏み間違いや心臓発作、眠気を察知し、車から警報を出すことも想定されるという。

 現在、例えば人が体温を知るには、脇に挟むタイプなどの体温計を使うのが一般的だ。しかし、病気の仕組みの解明や治療法を開発する上で必要とされる、腫瘍などの患部、それぞれの細胞、細胞を構成するたんぱく質などのレベルでの詳しい温度の把握は難しい。また、脳内の様子を観察するには、持ち運びのできない大がかりな装置が必要だ。

この記事は有料記事です。

残り1301文字(全文1791文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 落語家の桂文枝さん 67歳妻と99歳母が死去 今月下旬に相次ぎ

  2. 東名あおり運転デマ投稿、強制起訴の被告が死亡

  3. 皇族に人権はない? 「眞子さまと小室さん」ご婚約内定から見えてきたこととは

  4. 豊臣期の大坂城石垣を公開 本丸中心部、夏の陣の痕跡や金箔瓦も出土

  5. 学生街の喫茶店、コロナでピンチ 早大生有志がクラウドファンディングで応援

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです