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自虐的?赤字の島原鉄道「赤字ボールペン」発売 珠玉の一本、目指すは黒字

赤字ペンを手にする島原鉄道の永井社長=長崎県島原市で19日、今野悠貴撮影

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 長崎県島原市の「島原鉄道」は赤字経営を逆手に取り、赤字しか引けない「赤字ペン」を21日から発売する。3色ボールペンの形をしているが色は全て赤。新型コロナウイルスの影響で経営が厳しさを増す中、「赤字の鉄道会社だからこそ作れた珠玉の一本。黒字を目指して発売します」と自虐的にPRしている。

 島原鉄道は諫早駅(諫早市)から島原港駅(島原市)まで有明海沿いの43・2キロを結ぶ。通勤・通学など地元住民の足として親しまれているが、少子高齢化に伴う利用者減で赤字が続く。近年は海が目の前に見える大三東(おおみさき)駅や観光列車などのPRで観光客が増えていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で1~9月の乗客数は前年同期比で2割以上減少した。

島原鉄道が発売する赤字ペン。同封の紙には島鉄の赤字経営を示す折れ線グラフが描かれている=長崎県島原市で19日、今野悠貴撮影

 こうした状況を打破しようと、永井和久社長(62)が考案したのが「赤字ペン」。色は同じだが、太さは0・5ミリ、0・7ミリ、1ミリと異なる。黄色い列車のマスコットがつき、同封の紙には島鉄の赤字経営を示す折れ線グラフが記されている。

 17日に永井社長が自身の立場を明かさずツイッターに告知ポスターを投稿すると、1万件以上の「いいね」がつき、スマートフォンの通知音で「寝られなくなった」という。永井社長は「いよいよ島鉄はヤバいと思われているが、社員は皆頑張っている。赤字の窮状を面白さに変えて知名度を上げたい。赤は使う機会が多いので、職場や学校、家計簿などで活用してもらえれば」と話す。

 赤字ペンは1本550円(税込み)。21日から島原鉄道の主要駅の窓口のほか、インターネットサイト「しまてつショップ」でも購入できる。【今野悠貴】

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