川辺川ダム「流水型」建設要請へ 熊本県知事「環境に極限まで配慮」

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 7月の九州豪雨で氾濫した球磨川の治水対策について、熊本県の蒲島郁夫知事は19日の県議会全員協議会で「ダムの効果を過信することはできないが、被害防止の『確実性』が担保できるダムを選択肢から外すことはできないと判断した」と述べ、2009年に旧民主党政権が中止した川辺川ダムの建設を容認する考えを表明した。その上で「住民の命と地域の宝である清流を守る」ために、水をためる一般のダムより環境への影響が小さいとされる「流水型」でのダム建設を国に要請するとした。

 川辺川ダムは、治水に農業利水や発電を加えた多目的ダムとして、球磨川最大の支流の川辺川上流に国が建設を計画。蒲島知事が08年、ダム建設予定地の相良(さがら)村や最大受益地の人吉市の当時の首長が反対していることを理由に計画の「白紙撤回」を表明し、翌年、旧民主党政権が中止を決めた。

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