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迫る「未体験の感染拡大」 経済活動と両立できるのか 新型コロナ「第3波」

JR大阪駅周辺でマスクをして歩く人たち。この日の大阪府内の新型コロナウイルス新規感染者は338人だった=大阪市北区で2020年11月19日午後4時40分、望月亮一撮影

 国内の新型コロナウイルスの感染者数が連日のように過去最多を更新する中、地域によっては医療機関での患者の受け入れに余裕がなくなりつつある。最も深刻な地域の一つが北海道だが、他府県もひとごとではなくなってきている。7~9月に感染者が急増した「第2波」を超える拡大状況に、公衆衛生や医療の専門家たちは強い危機感を抱く。感染を抑えながら経済活動は継続できるのか。

「第2波」より急速な広がり クラスターも多様化

 「第3波」は、それまでの流行よりも広範囲かつ急速な広がりがあることが分かってきた。専門家らは一様に懸念を強めている。

 アドバイザリーボードによる感染状況の分析評価で、「増加」という文言が夏以降、再び登場したのは10月13日。9月24日以来、3週間ぶりに開かれた13日のアドバイザリーボードでは、感染状況について、会議開始時の文案にあった「横ばい傾向となっている」の表現は「増加がみられる地域もある」という文言に改められた。

 今回の流行拡大の大きな特徴は、前の流行が収まらないままスタートしたことだ。欧米など海外からの流入が大きな要因だった3、4月の流行は緊急事態宣言により、5月下旬には全国で1日当たりの新規感染者を数十人まで抑え込んだ。

 しかし、「第2波」と呼ばれる夏の流行は、強力な制限をかけずに経済活動の緩和を進めたこともあり、新規感染者数が1日当たり数百人レベルより下がることはなかった。

 流行が再拡大する前、政府の新型コロナ感染症対策分科会では「(対策を講じることで)制御できる(感染者数の)レベルか、検証すべきだ」などの意見が度々出ていた。しかし、具体的な対応に着手する前に次の流行が始まった形だ。

 冬は気温の低下と乾燥で感染が広がりやすいとされる。インフルエンザとの同時流行も懸念され、専門家の一人は「呼吸器の感染症は冬場に最も流行してきた。一般的に夏場より広がりやすい」と警戒感を示す。

 流行のもう一つの特徴はクラスター(感染者集団)の多様化だ。…

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