党として「一丁目一番地の政策」と位置づけてきた「大阪都構想」が住民投票で否決され、地域政党「大阪維新の会」が岐路に立たされている。それでは国政政党「日本維新の会」共同代表の片山虎之助参院議員(85)はこの危機にどう臨もうというのか。現職国会議員の最年長でもある「政界のご意見番」が大いに語った。
「ほぼ半分(の住民)は賛成だからね。本当に惜しかった」。片山氏は冒頭、こう切り出した。岡山県が地盤で、大阪出身の議員と比べると大阪都構想への関わりは浅いが、旧自治省出身で、自民党時代に旧自治相、初代総務相を務めるなど、長く地方自治のあるべき姿について思いを巡らせてきたからだろう。「いろんな問題も残し、遺憾だった」と付け加え、行間には無念さがにじんだ。
とはいえ、「現状の首都圏一極集中を変えるための統治機構改革、地方分権改革は不可欠だ」との考えは不変だ。「地方分権・統治機構改革は維新改革の一丁目一番地の政策。いわばトップバッターなんだから、新しい旗印を掲げて挑戦を続ける。諦めない」
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