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映画「ダンシングホームレス」 「普通の生活」「路上」境界描く 生死直面、体に刻まれた「歴史」から生まれる踊り

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映画「ダンシングホームレス」より
映画「ダンシングホームレス」より

 路上生活者たちによるダンスグループの活動を追った映画「ダンシングホームレス」。3月の公開から半年以上たった今も新たな劇場上映が決まるなど、長く喝采を浴び続けている。これが初監督作品だった三浦渉さん(32)、グループを主宰する振付師のアオキ裕キさん(52)に話を聞いた。

 雨の中のビル街、公園、道路脇で、体を震わせ、天を仰ぎ、腕を突き出す。映画は冒頭、中年から初老を迎えた男たちのパフォーマンスを映していく。踊っているのは、現・元路上生活者たちによるダンスグループ「新人Hソケリッサ!」のメンバーだ。

 ラルクアンシエルなど有名ミュージシャンのプロモーションビデオや、テレビCMの振り付けなど、日本のダンスシーンの第一線で活動を続けてきたアオキさん。2001年、ダンス留学で滞在中だった米ニューヨークで9・11テロ(同時多発テロ)が発生、そこで人々の生の怒りや悲しみを直視したことが、自身の踊りを見直すことにつながった。「人間の表面的な部分しか見ていなかった自分を、薄っぺらく感じるようになってしまった…

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