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シネマの週末・この1本

滑走路 ままならぬ生を肯定

 原作は、萩原慎一郎の第1歌集で遺作となった「歌集 滑走路」。歌集を出版するKADOKAWAと、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭を主催する埼玉県の公募企画で、大庭功睦(おおばのりちか)監督の商業映画デビュー作。歌集は10代から30代までのままならぬ生を詠み、映画は歌の向こうにある人間像に血肉を与えた群像劇となった。

 中学2年の委員長(寄川歌太)は、いじめに遭っていた幼なじみを助けたために自分が標的となってしまう。1人で自分を育てる母親への気遣いと自尊心から、非情ないじめにじっと耐える。厚生労働省の官僚鷹野(浅香航大)は、過酷な仕事のストレスに悩んでいる。認められようと必死だが、組織の力学と人間関係にがんじがらめだ。遠い過去の傷も口を開けた。切り絵作家の翠(みどり)(水川あさみ)は、将来に漠然とした不安を感じ…

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