連載

散歩日和

毎日新聞デジタルの「散歩日和」ページです。最新のニュース、記事をまとめています。

連載一覧

散歩日和

旧猪飼野地区(大阪市生野区) 日韓友好の故郷、心の地図に

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
猪飼野新橋より平野川を南に望む。橋の欄干には、かつての名称「猪甘津」の飾りがあしらわれている=大阪市生野区で2020年11月4日、高尾具成撮影
猪飼野新橋より平野川を南に望む。橋の欄干には、かつての名称「猪甘津」の飾りがあしらわれている=大阪市生野区で2020年11月4日、高尾具成撮影

 大阪市生野区の「生野コリアタウン」の一角にある御幸通商店街周辺で、地名からは消えた「猪飼野(いかいの)」の面影を探そうと、JR大阪環状線鶴橋駅に降り立った。

 猪飼野は、現在の大阪市生野区と東成区をまたぐ地域で、1973年の住居表示変更で地名は消えた。だが、今も人々の心に深く刻まれる。韓国食材店や焼き肉店などが建ち並ぶ鶴橋駅前の市場などを抜け、通称・疎開道路に出ると、約5年前から続く「第3次韓流ブーム」を映すように、ファストフードや化粧品などの店舗に並ぶ若者が目立つ。生野コリアタウンをいったん通過して「つるのはし跡」を目指した。

 「冬十一月為橋於猪甘津即号其処曰小橋也」(冬11月、猪甘(いかい)の津に橋わたす、すなわちそのところをなづけて小橋という)。日本書紀の仁徳天皇の14年の条にある日本最古の橋とされる「猪甘津の橋」についての記述だ。つるのはし(鶴之橋)はその古跡にあたる。

この記事は有料記事です。

残り1094文字(全文1488文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集