会員限定有料記事 毎日新聞
新型コロナウイルスで生活が一変した今年も紅葉の季節が来てくれた。木々は何事もなかったかのように、山を錦色に染めている。
この時期になると、5年前に訪れた徳島県上勝(かみかつ)町の「葉っぱビジネス」を思い出す。都会の料亭で出す料理に添えるモミジなどの葉を、農家の女性たちが販売し商売を成功させ、町は全国に知られるようになった。
急峻(きゅうしゅん)な谷筋に沿って点在する大小55の集落に約1500人が暮らす。半数は65歳以上だが、200軒の農家が庭先や畑回りの木の葉を採り、年間2億6000万円を稼ぎ出す。1000万円を売り上げる農家もあるが、80歳近い女性は「生きがいだもの」と目を輝かせた。収益だけが目的ではない。
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