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議論12年、結局ダム 熊本知事、「川辺川」建設へ転換 抜本的治水策、見いだせず

川辺川ダムの建設予定地周辺。用地買収などはほぼ完了している=熊本県相良村で2020年11月17日、本社ヘリから津村豊和撮影

 熊本県の蒲島郁夫知事が19日、2008年に自ら「白紙撤回」した川辺川ダム建設の復活を容認する意向を表明した。09年に旧民主党政権が計画を中止した後、国や県などが模索したダムに代わる治水策が決まらないまま7月の九州豪雨で本流の球磨川が氾濫し、方針転換を余儀なくされた。知事は「流水型ダム」を軸に遊水地の整備など流域全体で被害を防ぐ「流域治水」を目指す考えを示したが、実現には紆余(うよ)曲折も予想される。【平川昌範、城島勇人】

 一度はダム反対を表明した蒲島知事が容認に転じた最大の理由は、白紙撤回から豪雨までの12年間、ダム以外の抜本的な治水策が見いだせず、今後も打開できる見通しが立たないからだ。「仮に(今後も)ダムによらない治水をやりますと言うとすると、多くの人が『これは無理だな』と地元を離れるかもしれない」。ダム容認を表明した19日の県議会全員協議会後の記者会見で、蒲島知事は流域住民が抱く不安を払拭(ふっしょく)する…

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