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熊本県、川辺川ダム建設で水没する五木村を財政支援へ

川辺川=熊本県相良村で2020年11月4日、吉川雄策撮影

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 熊本県の蒲島郁夫知事が球磨川支流・川辺川でのダム建設を容認したことを受け、県はダム建設によって村中心部が水没する同県五木村の振興を図る新たな財政支援措置を取る方針を固めた。23日に蒲島知事が村を訪ね、木下丈二村長らに今回の判断や今後の支援について説明する。

 県は当時の民主党政権が川辺川ダムの建設中止を表明した2009年、水没予定地を抱えて半世紀近く翻弄(ほんろう)された五木村を再建する「ふるさと五木村づくり計画」を策定。総額10億円の県五木村振興基金などを財源に観光振興や定住促進を続けている。

 村はこの間、水没予定地を利活用して観光施設整備などに取り組んできたが、県がダム建設を容認したことで再び村中心部が水没する見通しになった。このため県は五木村振興基金を積み増すなどして支援を拡大する。村が水没予定地に整備した施設の移転支援なども検討する。

 五木村は1966年に発表された国営川辺川ダム計画によって、当時の村役場や小・中学校があり人口のほぼ半数が集中する中心部が水没予定地になった。村では反対運動が激化したが82年に受け入れを決定。水没予定地内の住民のほとんどが村内外への移転を余儀なくされるなど計画に振り回されてきた。

 19日のダム容認表明の際、蒲島知事は「できるだけ早く五木村にうかがい、地域を翻弄したことへのおわびと今回の決断、村の振興に向けた決意を直接お伝えしたい」と語っていた。【城島勇人、平川昌範】

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