習主席、TPP11参加「積極的に検討」 APEC首脳会議 トランプ氏も出席
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日本や米国、中国など21の国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が20日夜、オンライン形式で開かれた。新華社電によると、中国の習近平国家主席は日本など11カ国が参加する環太平洋パートナーシップ協定(TPP11)について「(参加を)積極的に検討する」と初めて表明した。
会議では、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた域内経済の回復や、自由貿易の推進を柱とする新たなAPECの目標について議論。2017年以来、3年ぶりとなる首脳宣言を採択する見通しだ。
会議には菅義偉首相や習氏に加え、トランプ米大統領も出席。菅首相は会議で、デジタル化や技術革新を通じた経済成長の重要性を強調。機能不全に陥っている世界貿易機関(WTO)の改革やTPPの拡大、15日に署名が行われた地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の早期締結など、ルールに基づいた多角的貿易体制を重視する姿勢を打ち出す。
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