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航空自衛隊の戦闘機「F4EJファントム」年内引退 半世紀近く日本の空を守る

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飛行訓練を行う航空自衛隊の戦闘機「F4EJファントム」。12月末で運用を終える=茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地で2020年11月20日、玉城達郎撮影

 日本の空を半世紀近く守ってきた航空自衛隊の戦闘機「F4EJファントム」が2020年限りで引退する。唯一同機の戦闘機部隊である第301飛行隊が、F4EJの運用を年内に終えるためだ。引退を前に、部隊が所属する空自百里(ひゃくり)基地(茨城県)で20日、飛行訓練の様子が報道公開された。

 F4は、米マクドネル・ダグラス社(ボーイングに吸収合併)製。重さ20トン超の大型機ながら機動性に優れ、米軍がベトナム戦争に投入し、多くの西側諸国の軍隊でも主力機に採用された。幽霊や亡霊を意味する「ファントム」の愛称で知られる。

 防衛庁(現防衛省)は1968年、米軍仕様のF4Eを選び、71~81年度に計140機を調達した。日本政府は導入にあたって他国を侵略すると誤解されないよう、爆撃装置や空中給油装置を取り外した経緯があり、日本独自の改修が施された機体はF4EJと名付けられた。一方、より高性能な新鋭機の登場で徐々に退役し、19年度末で26機に減っていた。

 百里基地ではこの日午前10時半過ぎ、3機のF4EJが爆音を響かせて離陸。地上の攻撃目標を射撃、爆撃する想定で、降下と上昇を繰り返した。機体の一部が黄色や青色に特別塗装された2機と、通常の灰色の1機が編隊を組み、カラフルな隊形を見せた。

 第301飛行隊は今後、米国製の最新鋭ステルス戦闘機F35Aの運用を担う予定で、拠点が空自三沢基地(青森県)へ移る。【松浦吉剛】

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