クマ出没多発でも人身被害は激減 富山で奏功した地道な作戦

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住宅の近くにある柿の木を伐採する富山県立山町の職員=立山町提供
住宅の近くにある柿の木を伐採する富山県立山町の職員=立山町提供

 本州各地の山あいで今秋ツキノワグマが多数出没し、北陸では9月から11月19日までに石川県で14人、福井県でも10人がけがをした。この間、富山県内では1人にとどまり、昨年に比べて激減。2019年に被害が多発した経験を糧に、人家近くで柿やクリの実などを撤去する地道な対策が功を奏したようだ。

えさのブナ類、本州全域で不作

 クマの生態に詳しい石川県立大の大井徹教授(動物生態学)によると、山にすむクマは本来、身の回りにあるブナの実やドングリを食べて生きている。凶作でこれらのえさが不足すると、柿やクリの実などを求め…

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