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ウマ女十番勝負

(6)マイルCS 馬体重増は成長の証し レシステンシア

2019年のマイルCSを制したインディチャンプ=JRA提供

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 デジタル編集部の“真希バオー”こと中嶋真希記者が下半期GⅠシリーズ計12戦を予想します。第6弾は、秋のマイル王を決めるマイルチャンピオンシップ(CS)=阪神1600メートル、22日午後3時40分発走。先週、久々に競馬場に入ることができ、「馬パワー」をチャージした真希バオ-は、2歳から応援している馬を◎に指名。競馬担当30年の師匠、松沢一憲記者は、「このレース、最近の波乱度は低いぞ」とメガネの奥から目を光らせ……。【中嶋真希】

 先週、約8カ月ぶりに競馬場に入ることができた真希バオー。ゲートが近づくと、日本中央競馬会(JRA)のCMソングが聞こえてきた。「♪ラッタッター」。木村カエラさんの「HOLIDAYS」だ。久々の現場で聞く「ラッタッター」に、思わず「うっ」と涙がこぼれた。涙を拭いてパドックへ向かうと、馬の足音と、馬具がカチャカチャと鳴る音を聞いて、また涙が出た。やっぱり、真希バオーの居場所は競馬場なんだ。

 パドックでは足元にテープが貼られ、指定された場所に立つことで密にならない工夫がされていた。馬券の販売機はまめに消毒され、スタンド前は自由に動けないようになっていた。規制は多いが、感染拡大防止策は徹底されていた。「以前のように、毎週来られる日が来ますように」。そう願って、府中を後にした。

 「競馬を止めないためにもレースを優先するしかないが、GⅠシリーズでファンが入れないのはさみしいよな」と師匠も残念そうだ。

 今週は、マイルCS。「過去10年、2けた人気馬が連に絡んだ年に1万4240円、1万2800円と荒れたが、その後8回はすべて4000円未満に収まっている。ここ5年の波乱度は低いぞ」と師匠。「牡馬146頭と牝馬30頭で争って、連対は20対0と牝馬は苦戦しているが、今年の古馬GⅠ戦線は牝馬が大活躍。その流れを重視すれば牝馬軽視は危険だ」。今年は春秋マイル制覇がかかるグランアレグリアが人気を集めそうだが、どうなるだろうか。

松沢記者の本命は……

 ◎サリオス、○アドマイヤマーズ、▲グランアレグリア、△サウンドキアラ、△ヴァンドギャルド、△インディチャンプ

 松沢記者は、毎日王冠(東京1800メートル)で古馬を相手に完勝したサリオスが本命だ。「デビューから1着4回、2着2回と底を見せていない。皐月賞、ダービーは2着に敗れたが、相手はあの3冠馬コントレイルだ。このメンバーなら、堂々と主役を張れるぞ」

 「このレースと相性のいい富士ステークス(S)=東京1600メートル=を勝ったヴァンドギャルド、年明けの京都金杯(京都1400メートル)から3連勝で挑んだヴィクトリアマイル(東京1600メートル)で2着のサウンドキアラもあなどれない」と期待する。

真希バオーの「馬体重も収支もプラス」予想

 「がんばれ!」応援馬券(単勝500円+複勝500円=1000円)

真希バオーの応援馬券

 ◎レシステンシア

 先週、エリザベス女王杯に出走する馬の調教を見ていたら、出走馬の前をパワフルに駆け上がる馬に目を奪われた。「レシステンシアだ!」。この馬をずっと応援してきた真希バオーには、名前が書かれていなくてもすぐにわかった。その後、何度も繰り返し調教動画を再生し、レシステンシアの走りにほれぼれした。阪神ジュベナイルフィリーズ(JF)の追い切りを見て衝撃を受けた、あの時の気持ちを思いだした。

 NHKマイルカップの後に骨折し、休養。「元気かな」とずっと心配だったが、一回り大きくなって帰ってきた。調教後の馬体重は514キロで、前走476キロから38キロも増えている。ちょっと増えすぎ……? いや、前走は春の激走の疲れや輸送で減っていたことを思えば、体重がプラスになったことは、文字通り「プラス材料」になるかもしれない。

 2歳女王の座を一緒につかんだ北村友一騎手と再びコンビを組むのもうれしい。北村騎手が「またこうしてコンビを組ませてもらえることに感謝している」とインタビューで話していたのを見て、「いやいや、戻ってきてくれた北村騎手に感謝だよ」と思わず声に出してしまった。

 過去10年、牝馬の連対はゼロ。休み明けは苦戦。そんなデータ、この馬の強さならはねのけられる。最高の逃げを期待しているよ。

ラッキーライラック、連覇! 師弟の◎でワンツー

 阪神競馬場で15日に行われたエリザベス女王杯は、1番人気のラッキーライラックが史上4頭目の連覇を達成。2着に5番人気のサラキア、3着に3番人気のラヴズオンリーユーが入った。真希バオーの◎ラッキーライラックと、師匠の◎サラキアでワンツー。師匠は△◎で馬単3610円をゲットし、満足そうだった。

 8カ月ぶりに競馬場に入れたこの日、東京競馬場の大型ビジョンでビッグレースを観戦した。いつもなら別の競馬場のレースであってもGⅠは盛り上がるが、マスク着用と「静かな応援」を求められる場内は、静かだった。「興奮しすぎて大声出さないようにしなくちゃ」。口をぎゅっと結んで、ラッキーライラックの走りを見つめた。

 スタートすると、ノームコアが逃げるまさかの展開。大外枠のラッキーは、いつもより後方でレースを進めた。スタミナが問われる阪神の2200メートル。「いいぞ、パワーを温存だ」。第4コーナーでグングンと上がって3番手に。直線に入ると、エンジン全開で先頭に躍り出た。外からサラキアとラヴズオンリーユーが猛追してくるが、わずかに届かない。「ラッキーちゃん、おめで……」。思わず叫びそうになって、慌てて口を閉じた。危ない、危ない。あまり音を鳴らさないように、静かに拍手をした。

 このレースが最後になるかもしれないと言われていたが、次は有馬記念への参戦を予定しているとのこと。暮れの大一番で、また自慢の栗毛をなびかせてほしい。

★ ★ ★

 スプリンターズS -1000円

 秋華賞 -1000円

 菊花賞 -1000円

 天皇賞・秋 単勝140円×5=700円 複勝110円×5=550円 払い戻し1250円

 エリザベス女王杯 単勝330円×5=1650円 複勝150円×5=750円 払い戻し2400円

 収支マイナス1350円

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