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「私のこと嫌ってるの?」 現役最強・安倍世代の同期会が緊迫する瞬間とは

安倍晋三前首相=川田雅浩撮影

 菅義偉首相らを輩出した1996年衆院選初当選同期の絆に焦点があたり、国会議員の「同期」が注目されている。ただし、「現役最強世代」は安倍晋三前首相、岸田文雄前政調会長、野田聖子幹事長代行らがいる93年衆院選初当選組だろう。彼らの同期会は、やり取りが時に緊迫することで知られる。どんな会話が交わされているのだろうか?【政治部・飼手勇介】

「マフィア映画を見なさいよ」

 「アメリカのマフィア映画を見なさいよ。もっと親分の所作を学ぶべきじゃない?」

 11月11日、東京・六本木の高級すし店。野田氏は、9月の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏に語りかけ、岸田氏は苦笑いを浮かべた。野田氏は岸田氏に対して「総裁選は良かった。一皮むけた」と予想を上回る議員票を積み上げた戦いぶりをほめる一方で、厳しい言葉もかけたという。出席者の一人は「野田はいつも岸田をいじるんだ」と笑う。

 安倍氏と初当選同期の議員による同期会での一幕だ。新党ブームで自民党に大逆風が吹いた93年初当選組。同期会はこれまでも年1~2回程度のペースで開かれてきた。今回は退陣した安倍氏の慰労会との位置づけで、安倍氏を中心にコの字形のカウンターを囲み、会食は約3時間に及んだ。

 安倍、岸田、野田の3氏に加え、林幹雄幹事長代理、小此木八郎国家公安委員長、浜田靖一元防衛相、根本匠元厚生労働相、塩崎恭久元厚労相、荒井広幸元参院議員の計9人が参加し、思い出話に花を咲かせたという。野田氏は終了後、記者団に「岸田さんもいたし、私も候補の端くれとして、それぞれの良い点・悪い点を指摘しあった」と語った。

「私のこと嫌ってるの?」

 今回は和やかな雰囲気だったが、同期といえども「なれ合いではなくて切磋琢磨(せっさたくま)する」(野田氏)間柄とあって、過去の会合では「総裁ポスト」を巡ってさや当てが繰り広げられたこともあった。

 「私のこと嫌ってるの? 総裁選出ようとしたから怒ってるの?」

 「そんなことないよ」

 2016年2月の同期会では、…

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