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ホワイトハウスにイサム・ノグチ氏作の彫刻設置へ アジア系米国人の作品は初

ホワイトハウスの中庭に設置されるイサム・ノグチ氏の彫刻「フロア・フレーム」=Kevin Noble. © The Isamu Noguchi Foundation and Garden Museum, NY / Artists Rights Society (ARS)

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 米ホワイトハウスは20日、彫刻家イサム・ノグチ氏(1904~88年)作の彫刻を中庭ローズガーデンに設置すると発表した。ホワイトハウスの美術コレクションにアジア系米国人の作品が含まれるのは初めて。メラニア・トランプ大統領夫人は声明で「彫刻は芸術界最高峰の多様性を示すとともに、我が国の景観にアジア系米国人の芸術家らが及ぼした素晴らしい影響を象徴するものだ」と述べた。

 作品は62年制作の「フロア・フレーム」。ブロンズ製の二つの多面体のオブジェが地面から突き出ているように見える。メラニア夫人は今夏に自ら監修して改修した中庭の東側テラスの主要な展示物として、彫刻を設置するという。屋外に美術品が設置されるのは初。作品は今年3月にホワイトハウス歴史協会がオークションで購入。ホワイトハウスに寄贈していた。

 ノグチ氏はロサンゼルス生まれ。父は日本人、母が米国人で幼少期は日本で過ごした。太平洋戦争当時は日系人収容所に入った時期もある。彫刻作品に加えて、世界各地で庭園などのデザインに携わった。

 大統領選で当選を確実にしたバイデン前副大統領夫妻が来年1月20日の新政権発足後、トランプ夫妻による装飾や美術品を引き継ぐかはバイデン夫妻の判断に委ねられるが、ニューヨークのイサム・ノグチ財団・庭園美術館は取材に「彫刻がホワイトハウスに恒久的に残されることは栄誉だ。このような評価に感謝している」と答えた。

 歴史的価値の高い部屋の内装変更などには「ホワイトハウス保存委員会」の許可が必要だが、現職大統領と家族はホワイトハウス敷地内の装飾などを自由に変更できる。家具の新調や美術品の購入には連邦議会の予算が支出されるが、ポケットマネーを使うことも可能だ。【ワシントン高本耕太】

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