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人出変わらない札幌駅前、人影まばらなススキノ…自粛要請後、最初の週末

買い物客らが行き交った札幌駅前通地下歩行空間=札幌市中央区で2020年11月21日午前11時31分、三沢邦彦撮影

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 21日は新型コロナウイルスの感染拡大で札幌市を対象に不要不急の外出や他地域との往来の自粛要請が出て最初の週末。感染リスクを避けながら外出する市民や旅行客がいる一方で、期待していた人出がなく危機感を募らせる飲食店や観光施設もある。【三沢邦彦】

駅直結の商業施設は営業時間を短縮

 JR札幌駅に直結するJRタワーの商業施設(アピア、エスタ、パセオ、札幌ステラプレイス)は21日から、営業開始を午前11時に1時間遅らせ、閉店も飲食店は午後9時、その他は午後8時までに早めた。それでも駅周辺の人通りは普段とさほど変わらず、地下歩行空間の通路で余市町産のリンゴなどを売っていた中村周介さん(42)は「人の流れは大きく変わっていないように感じる。最近は立ち寄ってくれる人も多かったので、感染がこれ以上増えないでほしい」と話す。

 札幌駅から徒歩10分ほどの複合商業施設「サッポロファクトリー」では、朝から雨だったこともあり、人出は少なめ。施設内の映画館に来た同市北区の主婦(43)は「GoToトラベル」を使って予約していた定山渓温泉への1泊旅行をキャンセルしたという。「小学生の2人の子がかわいそう」と朝一番の上映を鑑賞したが「長居せず、もう帰ります」と話していた。

 JR苗穂駅に近い大型商業施設「アリオ札幌」で買い物をしていた男性会社員(40)も「最低限の買い物をして早めに帰る」。施設が入念に対策を取っているのは分かっていても「札幌で感染者がこれだけ増えると怖さもある」と明かす。

飲食店「これ以上は耐えられない」

 一方、夜10時以降の飲食店営業や酒類提供の自粛要請が継続中のススキノは、日中も人影はまばら。多くの飲食店が入る「すすきのビル」で開店準備をしていた焼き鳥店の従業員(40)は「今は時短営業をしても人件費がまかなえるギリギリの線で営業している。これ以上、感染拡大が続くと耐えられない」とこぼした。

 札幌に近い観光地も、感染拡大の影響は深刻だ。道内大手の野口観光(登別市)によると、道内感染者が100人を超えた5日以降、ホテルのキャンセルが相次ぎ、18日までに同市の「登別石水亭」で約400人、洞爺湖町の「洞爺湖畔亭」で約350人に上ったという。菅義偉首相が21日、感染拡大地域での「GoToトラベル」の新規予約の一時停止を要請する考えを示し、打ち切りになれば更なる打撃は必至だ。

 同社の担当者は「キャンセルの動きはまだ続くとみている。非常に厳しい」と声を沈めた。

北海道内で新型コロナの感染拡大防止で求められていることは?

・札幌ススキノの飲食店の午後10時以降の営業や酒類提供の自粛

・感染リスクを回避できない場合(5人以上、2時間以上の会食など)の札幌市内での不要不急の外出自粛、市外への往来自粛、他地域から札幌への往来自粛

・GoToイートの食事券利用は原則4人以下に(※菅首相が運用見直し表明)

・GoToトラベルは、感染リスクを回避できなければ取りやめを(※同)

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