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ひきこもりは「大事なことを社会に訴えかけている存在」 ドラマで演じた松山ケンイチさん

ドラマ「こもりびと」のイメージビジュアル。倉田雅夫役の松山ケンイチさん=NHK提供

 中高年のひきこもり当事者を、高齢の親が支える「8050問題」をテーマにしたドラマ「こもりびと」がNHKスペシャル枠で22日午後9時から放送される。10年以上、ひきこもり生活を送っている倉田雅夫を演じた主演の松山ケンイチさん(35)は「共感する部分が多く、自分も(ひきこもりになる)要素は持っている。(当事者の方々は)自分の繊細さにふたをしなかった人たち。ひきこもることで、社会に大事なことを訴えかけている存在だと感じた」と思いを語った。

40~64歳のひきこもりは推計61.3万人

 内閣府の調査(2018年度)によると、40~64歳のひきこもり推計数は61・3万人。ひきこもり状態になってから7年以上たっている人が5割を占め、長期化の傾向があるという。

 ドキュメンタリーを中心にしたNHKスペシャルの枠でドラマを放送することは珍しい。雅夫は、元教師の厳格な父、一夫(武田鉄矢)と2人暮らし。就職氷河期に正社員になれず、非正規雇用で働いていた雅夫は、仕事の強いストレスから心を病み、ひきこもり生活を送るようになった。そんな雅夫を、一夫は「甘えている」「努力が足りない」「家族の恥さらしだ」などと批判してきた。だが、ある日、末期がんで余命が短いことを知った一夫は、最後にもう一度、雅夫と向き合おうとする。

心の叫びをザ・ブルーハーツの曲が代弁

 ザ・ブルーハーツの曲の数々が劇中で流れ、表情に乏しく口数の少ない雅夫の心の叫びを代弁する。「ザ・ブルーハーツは、高校生の頃によく聞いていたし、歌っていたが、久しぶりにじっくり歌詞を読んだ。雅夫が言いたいことを全部言ってくれている。高校生の頃には、感じられなかった繊細さや優しさを(歌に)感じました」

 松山さんは、役作りのため、髪の毛やひげをボサボサに伸ば…

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大澤瑞季

2005年入社。初任地は広島支局。阪神支局、とうきょう支局、おおさか支局、くらし医療部を経て、東京学芸部。

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