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男の気持ち

反面教師 長崎県諫早市・江川謙吾(パート・67歳)

 今となっては遅いのだが、育児を妻に任せきりで心労をかけたことを後悔している。子どもたちが幼いころは転勤族で10年ぐらい社宅住まいだった。夜泣きする長男をあやしている妻に「俺は明日も仕事。疲れているので寝かせてくれ」と怒鳴ったそうである。

 妻は思い出したくもないであろう育児の苦労話をした。「社宅の手前、泣き声がうるさいときは夜中にそっと家を抜け出し、近くの公園であやしながら寝付かせていたのよ」と。その場面を思い浮かべるとやるせなくなった。

 当時、男は外で働き、女性は家庭を守るのが当たり前だった。男として、金銭面では苦労させていないという自負もあった。もちろん、子どもたちのおしめを替えたり風呂に入れたりしたことはない。言うなれば、模範的な会社人間だったかもしれないが良い家庭人ではなかった。

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