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村上春樹をめぐるメモらんだむ

韓国人作家が語る「新鮮な何か」

 1972年生まれの韓国人作家、イム・キョンソンさんのエッセー『村上春樹のせいで』(渡辺奈緒子訳、季節社)を読んだ。父親が外交官で「大学に入るまでに韓国と外国を全部で七回も行ったり来たりした」彼女は、「初めて覚えた言葉は日本語だった」。異文化を横断する人生の転変の中で「村上春樹の文章に慰められ、支えられながら生きてきた」という。

 村上作品と出合ったのは日本で高校に通っていた87年。韓国の大学に入った89年当時は民主化運動が盛んで、「韓国語もろくに使いこなせなかった大学初年兵の女子学生」は屈折した思いを抱く。やはり大学時代に激しい学生運動を経験した村上さんの小説に、自らが味わってきたものと共通する「気分」や「感情」を読み取っていく。

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