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あの日から

/上 母は自宅で一人、命絶たれ 奪われた恩返しの時間

いつも笑顔を絶やさなかった杉浦加津代さん=2014年11月撮影(遺族提供)

 温暖な気候を生かした国内有数のミカン産地として知られる愛知県蒲郡市。周囲を山に囲まれた閑静な町の一角に、あるじを失った一軒家がある。隣家に住む杉浦司さん(56)、多香子さん(56)夫妻は毎日顔を出し、仏壇の前で手を合わせる。多香子さんが語りかけるそばには、笑顔の女性が写った1枚の写真。2016年3月、自宅で何者かに殺害された司さんの母、杉浦加津代さん(当時73歳)だ。

 加津代さんは蒲郡で生まれ育ち、ミカン農家として生計を立ててきた。「農業が天職」と話し、キュウリやジャガイモ、花などを育て、収穫後は近所の人に分けていた。「人に喜んでもらうのが何より好きで、配達に来た人や通りがかりの人にも野菜や花をあげちゃうような人だった。みんなからは『かっちゃん』と呼ばれて愛されていました」。多香子さんはこう振り返る。

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