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官製談合容疑で市の課長らを逮捕 入札情報漏えいか 群馬・沼田

見城正一容疑者が勤める沼田市役所=群馬県沼田市で2020年11月21日午後3時35分、庄司哲也撮影

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 群馬県沼田市が発注した水道管工事の入札を巡り、非公開の最低制限価格などを業者に漏らしたとして、県警捜査2課などは21日、同市契約検査課長、見城正一(56)=同市下川田町=と、工事を落札した同市の「佐藤建設工業」取締役、佐藤隆(66)=同市利根町多那=の両容疑者を官製談合防止法違反と公契約関係競売入札妨害の疑いで逮捕した。【菊池陽南子、川地隆史、庄司哲也】

 逮捕容疑は共謀して10月上旬、同市が発注した「白沢簡易水道送水管布設替工事」の条件付き一般競争入札で、見城容疑者が予定価格(936万円)と最低制限価格(822万円)を佐藤容疑者に漏らし、同15日に最低制限価格と同額で同社に工事を落札させて公正な入札を妨害したとしている。県警は2人の認否を明らかにしていないが、捜査関係者によると、見城容疑者は「聞かれたから教えた」などと供述しているという。

 県警によると、見城容疑者が工事などの契約や入札を担当する契約検査課長となってから、同社が市の発注工事を数件落札しているといい、他にも談合がなかったか調べる。幹部職員の逮捕を受け、沼田市の横山公一市長は毎日新聞の取材に「県警から何の連絡も受けておらず、詳細が分からない。コメントのしようがない」と困惑気味に話した。

 一方、地元業者の間でも数年前から、同社による落札が不自然だと疑問視されていた。

 今回の入札を辞退したある業者の男性は「(見城容疑者が課長になった)2年前から佐藤建設工業の入札が上手だと思っていた。水道工事は材料費の計算が複雑で金額を予想するのが難しいはずだが、最低制限価格ちょうどで落札したことを不思議に思っていた」と振り返る。別の業者の男性も「最低制限価格で入札するなんてほとんどない」と話した。

 佐藤建設工業の関係者は毎日新聞の取材に「最低制限価格を狙っていたのは当然のこと。捜査中のため、コメントはできない」と言葉少なに語った。

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