コロナ禍でもキラリと光るイチョウを撮った 記者が感じた「驚き」と「いやし」

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黄葉が見ごろを迎え、多くの人が訪れているイチョウ並木。平日にもかかわらずこの人気ぶり=国営昭和記念公園で
黄葉が見ごろを迎え、多くの人が訪れているイチョウ並木。平日にもかかわらずこの人気ぶり=国営昭和記念公園で

 新型コロナウイルス禍の中で初めて迎える秋だ。感染者増加のニュースで暗くなりがちな気分を、少しでも晴らせる場所はないものか。ふと思いつきで東京・多摩の国営昭和記念公園を訪ねた。名物のイチョウ約200本やモミジが見ごろだという。カメラを下げて散策気分だったが、「いい意味で」予想を大きく裏切る鮮烈な秋の景色に圧倒された。なぜか、民族衣装アオザイ姿のベトナム人女性たちにも遭遇。夢中でシャッターを切り続け、気がつけばメモリーは数百枚に。何枚かを厳選し、まばゆい色彩美をお届けする。【丸山博/統合デジタル取材センター】

晴天のイチョウ並木 「黄金色のトンネルのよう」

 昭和記念公園は米軍立川基地跡地の一部を利用し、1983年開園した。東京ドーム約40個分という広大さだ。

 園のイチョウ並木は2カ所。約200メートルにわたって106本が植えられた「カナールイチョウ並木」と、約300メートルに98本が並ぶ「かたらいのイチョウ並木」がある。園によると、「かたらい」のほうが落葉が遅く、見ごろは11月いっぱいだが天候次第では早まるという。

 300メートルという長さが気になったため、かたらいのイチョウ並木へ向かった。この日は突き抜けるような晴天。日差しがまぶしく感じられる。両側に並んだイチョウは午後の斜光に輝き、まるで黄金色のトンネルのよう。歩を進めるたび、カサカサとイチョウの落ち葉を踏む音が聞こえ、耳にも心地よい。

 周囲を見渡せば、人、人、人……である。平日にもかかわらず、こんなに人出が多いとは驚きだ…

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