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トランポリン競技登録者数、全国トップは熊本県 五輪種目、地道に活動の輪

トランポリンを楽しむ子どもたち=熊本市東区の熊本トランポリンクラブで、2020年10月7日午後4時5分、井上和也撮影

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 空中で回転やひねりを入れたアクロバティックな演技で難度や安定感を競う採点競技のトランポリン。オリンピックの正式種目としては2000年のシドニー五輪からで、歴史は浅い。国内での競技者は徐々に増えているものの、体操競技の中でまだまだ裾野は広がっていない。知る人ぞ知る、競技登録者数が国内で最も多いのは、熊本県である。【井上和也】

 日本体操協会によると、19年度のトランポリン競技の登録者は男子1144人、女子1726人の計2870人。体操1万2992人、新体操の1万2645人の4分の1にも達していない。都道府県別でみると372人の熊本、278人の石川、277人の東京と続き、九州では宮崎が103人の9番目の多さとなっている。

 国内では「トランポリン王国」として知られる石川県が早くから普及に力を入れてきた。金沢学院大の塩野尚文名誉教授が1974年に県トランポリン協会を発足。各地域でトランポリンのクラブなどをつくって参加者を増やし、底辺を広げる「石川県方式」によって競技力の強化にもつなげている。金沢学院高、金沢学院大による金沢学院大クラブから東京五輪内定の森ひかる選手(21)ら日本を代表するトップクラスの選手も数多く育成している。

 日本体操協会トランポリン女子強化本部長で金沢学院大監督の丸山章子教授は「体操、新体操に比べてまだまだマイナー」と競技人口や注目度の差を感じながらも「19年から国体の種目になったことがすごく追い風になる」と今後に期待している。

 石川県方式をアレンジしながら地道に競技登録者を増やしてきたのが熊本だ。県トランポリン協会は95年にスタート。現理事長の竹嵜道夫さん(52)は長女が3歳の時、子育てサークル活動でレクリエーショントランポリンに親子で参加したのをきっかけに、夫婦で普及指導員の資格を取得した。03年を口火にトランポリンクラブやサークル団体をつくり、19年には一般社団法人熊本トランポリンクラブとして活動の幅を広げている。現在、県協会には約30団体が加盟しており、塩野名誉教授が取り組んできたバッジテストといわれる5~1級の検定なども積極的に実施。指導者登録者も全国で3番目に多い233人まで増えた。

 トランポリンは、幅広い年齢で楽しめ、バランス感覚やストレス解消、ダイエットにも効果があるといわれる。竹嵜理事長は「靴下とジャージーがあればできるスポーツで経済的。競技として続けなくても、トランポリンをやっていれば自信を持って他のスポーツもやれる。県内の底辺は広がっているが、いつか日本代表が出てほしい」と話す。

◆トランポリン競技者数◆

都道府県  人数  順位

熊本   372   1

宮崎   103   9

福岡    59  14

佐賀    21  28

鹿児島   21  28

長崎    19  33

大分     9  39

山口     0  47

 (2020年3月現在、日本体操協会調べ)

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