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台風とコロナのダブルパンチ 七転び八起きのペンションオーナー 原点に3.11

栗山川沿いに広がる芝生の上に建ち並ぶコテージ。夜には満天の星空も広がる=千葉県横芝光町で2020年10月24日午前、駒木智一撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大が再燃し、列島の観光業に再び影を落としている。九十九里浜に近い千葉県横芝光町のコテージ&ペンション「NANJA MONJA」は昨秋、房総半島を襲った台風19号で施設が被災し、今年はコロナ禍が追い打ちをかけた。まさにダブルパンチだが、オーナーは地元の住民に支えられ、再起を期して前を向く。そこには、9年半前の東日本大震災で苦境に立たされ、家業のペンションを継いだ「過去」があった。【駒木智一】

 東京から車で1時間半、房総半島の九十九里海岸まで車で3分の栗山川沿いに芝生が広がり、大小のコテージ11棟が並ぶ。木々に囲まれ、空は青く澄み渡り、体いっぱいに新鮮な空気を吸い込むだけで癒やされた。

 ペンションは全長約66キロの自然公園「九十九里浜」のほぼ中央にあり、夫婦で切り盛りをしている。

 2019年10月、台風19号がペンションを襲う。

 コテージは大きな被害を受け、17棟中16棟が一時使えなくなった。6棟は立て直しを余儀なくされ、倒れた木々の撤去にも1年を要した。

 オーナーの秋葉秀央社長(40)が昨秋を振り返る。

 まずは一刻も早く停電を解消するよう横芝光町に頼み込んだ。営業のためではない。被害を免れた大浴場を被災住民に無料開放するためだった…

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