小惑星探査機「はやぶさ2」が地球へ帰還するのに合わせ、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星リュウグウの物質が入っているカプセルが大気圏へ進入し、光りながら地上へ届く「火球」の眺めを体感できるアプリを公開した。帰還まで約2週間と迫る中、新型コロナウイルスの流行で、カプセルが着地するオーストラリアへの入国が厳しく制限されており、一般の宇宙ファンは現地に入れない。そこでJAXAは「日本でもどこでも、火球がどのように流れるか見てみてほしい」とスマートフォンやタブレット向けのアプリの公開を決めた。iOS用のみで、無料。
アプリは「ReentryAR」で、はやぶさ2のカプセル開発に携わった山田哲哉・JAXA准教授らが開発、監修した。カプセルの帰還が、任意の場所からどのように見えるのかをシミュレーションする。もともとは、カプセル回収の際の観測場所などを検討するために作ったものだったという。山田さんは「現地を視察した際に、カプセルの軌道がどのように見えるか、イメージを持つ助けになればと考えた」と話す。今回のカプセル回…
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