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福士「最後の駅伝」を力走、区間2位 「陸上の面白さを教えてくれた」

「なんで抜くんだよー」と苦笑しながら、ゴール直前で抜かれた豊田自動織機の籔下(右)と健闘をたたえ合うワコールの福士=弘進ゴムアスリートパーク仙台で2020年11月22日、和田大典撮影

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 「クイーンズ駅伝in宮城 第40回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会」は22日、宮城県内の6区間42・195キロで行われ、日本郵政グループが2時間13分34秒の大会新記録で2年連続3回目の優勝を果たした。昨年まで2年連続5位だったワコールは2012年以来の4位入賞。

 表彰台に届くフィニッシュテープは目の前だった。最後の直線で豊田自動織機の籔下に抜き返されたワコールの福士は思わず崩れ落ちた。「ギアを上げたが、風のように抜かれてしまった」

 レース後、福士は20回目の出場となる今大会を「最後の駅伝」として臨んだことを明かした。過去5回の優勝を誇るワコールだが、入社した2000年以降、最高順位は4位。仲間たちも「福士さんにとって一番いい順位で出迎えよう」と誓い、3位以内を目標に掲げて走った。

 1区で12位と出遅れたが、3区で東京オリンピック・マラソン代表の一山が6人抜きで4位に。その後も何とか粘り、6位で福士につないだ。たすきを受けた瞬間、涙がこぼれそうになったという福士。本調子ではなく、最後は力尽きたが区間2位の好走だった。

 38歳のベテランは5大会連続出場となる東京五輪に向けてマラソンでの出場を目指したがかなわず、現在はトラック種目での出場を狙う。永山監督は「最後の駅伝」の理由について「東京五輪が節目となる。現役を続けたとしても、福士頼みの駅伝はもう卒業。次の世代の育成に携わってもらいたい」と話した。

 「この大会に出るたびに速くなりたい、強くなりたいと思った。陸上の面白さを教えてくれた」と福士。来年以降、宮城路を駆け抜ける福士の姿が見られなくなるのは何とも寂しい。【田原和宏】

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