連載

影山貴彦のテレビ燦々

同志社女子大学メディア創造学科教授・影山貴彦さんがつづるテレビにまつわるコラムです。

連載一覧

影山貴彦のテレビ燦々

関係者の頑張りに心からの「エール」 逆境乗り越えた気迫の朝ドラ

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
NHK連続テレビ小説「エール」第117回(11月24日放送)の一場面。右から裕一(窪田正孝)、池田二郎(北村有起哉)、音(二階堂ふみ)=NHK提供
NHK連続テレビ小説「エール」第117回(11月24日放送)の一場面。右から裕一(窪田正孝)、池田二郎(北村有起哉)、音(二階堂ふみ)=NHK提供

 <影山貴彦のテレビ燦々(さんさん)>

 NHK連続テレビ小説「エール」が、最終週を迎えた。力強さと柔らかさのハーモニーが素晴らしく、ここ数年の朝ドラの中でも傑出した面白さだ。ドラマ初回で触れられた1964年開催の東京オリンピックでのエピソードも、今週深く描かれることだろう。

 番組スタート前に脚本家の交代が報道された。開始後もコロナ禍により撮影中断を余儀なくされ、6月29日から9月14日の再開まで新作の放送は休止となった。そのピンチを乗り越える力になったのが、第1回からの再放送に出演者たちの週替わり副音声解説を加えたアイデア。これが素晴らしかったと思う。最初から丁寧に振り返ったことで、視聴者はあま…

この記事は有料記事です。

残り453文字(全文754文字)

あわせて読みたい

注目の特集